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2020/02/18 ブログ
奥村土牛

1889年2月18日 奥村土牛 生誕


2020年2月18日の131年前に日本画壇の巨匠・奥村土牛が生まれました。日本画の黎明期に於いて多大なる影響を与え、現在でも展覧会が開かれる人気作家です。富士や動物など日本に根差したモチーフを中心に作品を残してきました。

現在の評価や簡単な略歴を見て奥村土牛の「今」を見ていきたいと思います。

 

奥村土牛の買取価格は?


奥村土牛(おくむらとぎゅう)は日本画家です。日本画が制作した作品が最も評価を受けます。また、有名な作家は需要の高まりから「水彩・デッサン」といった本来は日本画を描くための下絵や、同じ作品を浮世絵のように何枚も摺った「版画」作品が商品として売買されてきました。

買取金額が高い順に並べると

 

①日本画→②水彩・デッサン→③版画

 

という順番になります。水彩よりも版画を作る方が大変ですが、美術品の価値は作家自身がその作品に費やした時間で判断するので、版画の価値は原画に比べると低いのが現状です。

 

具体的な金額を見ていきます。

①日本画→数十万円~300万円前後

②水彩・デッサン→数万円~20万円前後

③版画→1万~3万円前後

 

2020年時点では奥村土牛の買取価格は上記のような相場観になります。日本画に関しては金額の幅が広いですが、何を描いている作品かによって評価がまったく異なります。具体的な金額は図柄次第となります。その中でも100万円以上の金額がつくモチーフは「富士」です。富士の図柄でしたら期待しても良いでしょう。

 

奥村土牛の買取金額にガッカリした方へ


奥村土牛の作品に関して概算買取価格を見てガッカリした方も多いと思います。日本が最も輝いていたバブル期は作家によっては天文学的な金額で売買されていました。お金が余っていた多くの人は株式や不動産だけでは満足せずにゴルフ会員権や絵画・美術品にも触手をのばしました。趣味の一環として購入されている方は別ですが、純粋な投資の対象として購入されてた方も多くて、本来の実質的な価値からかけ離れた価格で取引されていました。

今だからこのように言えますが当時の方からすると価値がとんとん拍子に上がっていく雰囲気だったと思います。値段が上がるのにはすべて根拠があり、期待値だけで値段が支えられていた状態ではそれが無くなると大幅に評価が下がります。

 

もう一度バブル期の様な景気になれば買取価格も大幅に上昇するかもしれませんが現実的には難しいでしょう。

世界的な価値観ですが美術品にお金を使えるのは総資産の1%と言われています。

 

日本画というジャンルの今後は?


先ほどバブル期に購入した作品はその当時と比べると大幅に値段が下がっていると述べました。奥村土牛だけではなく洋画・日本画・陶芸などすべてのジャンルを含みます。

「昔に比べたら値段が下がったのは理解できたけど、今後はどうなるの?」

と疑問に思う方がいるでしょう。

 

世界に認知されないとより厳しい評価になります。

年々、買取価格は下がると思います。実際に5年前の相場と比べても市場価格は変化しています。特に亡くなった作家は顕著に影響が出ています。

 

なぜ世界か?


絵画・美術品は高尚なものかもしれませんが、値段がつく限り商品となります。商品は欲しい人が多いと値段は上がります。需要と供給の関係です。需要を生み出すのは人間なので、その人間が多くいたいと値上がりは期待できません。日本国内では人口が減少していく流れなので日本だけがマーケットである日本画は非常に厳しい状況にあります。現代美術と呼ばれる草間彌生や村上隆などの作家は世界に進出しているため作品によっては数億~数十億で取引されています。

このようにマーケットの拡大が美術業界の重要な課題であり、文化として残す道ではないかと感じます。美術館に収蔵されて琳派や円山派のように昔は「日本画」というジャンルがあったと扱われると悲しいです。

 

奥村土牛の話から飛躍しすぎてしまいましたが日本画の将来を守るためにも相場の維持が重要です。高価買取で相場を維持し、販売先を増やして価値付けをしていきたいと思います。