東京で吉井淳二の買取査定なら

2020/03/06 ブログ
吉井淳二

〇はじめに


洋画家・吉井淳二は今から106年前の1904年3月6日に鹿児島で生まれました。日本を代表する洋画家で文化勲章を受章した偉大な作家です。2004年に逝去して約15年経過した現在の評価を絵画・美術品の買取専門店としての立場から紹介させていただきます。

 

〇吉井淳二|鹿児島出身の作家


鹿児島出身の吉井淳二は東京美術学校(現在の東京藝術大学)を卒業し二科会に所属して活躍しました。晩年には文化勲章を受章するまでに上り詰めました。鹿児島出身の作家には海老原喜之助、黒田清輝、東郷青児、藤島武二などの日本洋画界の黎明期を支えた作家がいます。特に東郷青児の作品は全盛期に比べると金額は落ち着いていますが、現在でもマーケットから評価されている作家です。黒田清輝や藤島武二は商品としての側面よりは美術史の重要な資料としての意味合いが強いためマーケットには殆ど出回りません。たまに見かけたとしても一級品と呼べないような作品やデッサン等です。

 

〇吉井淳二|現在の評価


吉井淳二が日本洋画界に与えた影響や足跡は専門家に任せるとして、商品としての評価に限定して紹介させていただきます。商品としての評価とは流通価格です。美術品は生活必需品ではなく嗜好品に分類されます。また生活必需品のように流通量や市場競争の結果、流通価格が安定していませんので美術品の販売価格は参考になりません。

各ギャラリーや業者が持つ独自の流通経路で評価額が変わるのは事実ですが、大前提として二次流通の価格が重要になります。二次流通とは業者間の売買価格で一般的には卸価格と呼ばれるものですが、近年はインターネットオークションの発達から個人も参加する場所での流通価格も価格決定に若干の影響を与えています。

 

前置きが長くなりましたが吉井淳二の作品は二次流通上では厳しい価格帯で動いています。

吉井淳二の代表的な構図は「バラやパンジーの静物画」と「女性が頭の上に花籠をのせている人物画」ですが、6~8号くらいのサイズで10万~20万円前後の買取相場となります。

2010年頃は同様の作品だと2倍くらいの評価がついていたので、約10年で半額にまで評価が落ちている現状です。相場の推移を見ると鑑賞用として楽しむ予定が無ければ早めに手放した方が良いかもしれません。

 

〇吉井淳二の鑑定について


吉井淳二の原画作品は「日本洋画商協同組合鑑定登録委員会」が所定鑑定機関となります。鑑定書が無くても査定は可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

〇吉井淳二の略歴


1904年3月6日に鹿児島県曾於郡末吉町に生まれました。1922年に中学の卒業式を待たず、海老原喜之助と上京して共同生活をしながら川端画学校でデッサンを学びました。東京美術学校西洋画科に入学し、在学中に第3回白日会展で白日賞を受賞したほか、第13回二科展には「静物」「花と女」が初入選しました。その後順調にキャリアを重ねました。1958年に南日本文化賞、76年に日本芸術院会員、77年に勲三等瑞宝章、85年に文化功労者、89年に文化勲章を受章しました。

 

【絵画・美術品の買取専門店『獏』へお任せ下さい】