金城次郎(キンジョウ ジロウ)の作品や買取金額について解説
金城次郎(キンジョウ ジロウ)の作品や買取金額について解説
はじめに
金城次郎(1912年~2004年)は沖縄県出身の陶芸家です。新垣栄徳の製陶所で働き、36歳の時に独立しました。民芸運動を展開していた浜田庄司や河井寛次郎らの指導を受け、1985年に重要無形文化財(人間国宝)「琉球陶器」の保持者に認定されました。
金城次郎といえば、<壺屋焼>で制作した陶磁器作品が特徴的です。人間国宝まで上り詰めた巨匠で、沖縄伝統の壺屋焼を芸術作品にまで昇華させました。本来は日用使いの道具をつくることが目的でしたが、日常的な暮らしの中の日用品に<用の美>を見出そうという民芸運動に合致したのが、ここまで評価されるポイントの一つではないでしょうか。
金城次郎の作風について
代表作は抱瓶(だちびん)と呼ばれる携帯用の酒瓶です。沖縄地方で用いられおり、腰に付けやすいように胴の横断面が三日月形をしている形状です。側面に魚などを描いているのが特徴的です。抱瓶以外には徳利、水差しなど日用使いできる作品を多く手掛けてきました。
金城次郎の作品は「共箱」が無いケースもありますが、ある方が好ましいです。
金城次郎の買取金額について
金城次郎は抱瓶、徳利、花入、酒杯など様々な作品を後世に残しました。この中で最も評価しやすいのは抱瓶です。作品の形状によって評価が変わりますので、「抱瓶」と「それ以外」に分けてい買取金額を紹介します。
「抱瓶」の買取金額は3万~8万円前後となります。側面のデザインとサイズによって具体的な金額が決定します。
「抱瓶以外の作品」の買取金額は5万円以下となります。作品によっては5万円以上の可能性もありますが、そこまで多くはないです。
当社では「電話」、「LINE」、「メール」で査定依頼を受け付けております。作品の種類とサイズが分かれば概算価格をご提案できますが、画像をお送りいただいた方が具体的な金額でお話ししやすいです。査定にかかる費用は一切ありませんので、お気軽にご相談ください。