鈴木蔵(スズキ オサム)の作品や買取金額について解説

2020/04/24 ブログ

鈴木蔵(スズキ オサム)の作品や買取金額について解説

鈴木蔵

現代アートの買取ならTAPIR

 

はじめに


鈴木蔵(1934年~)は岐阜県土岐市生まれの陶芸家です。父・鈴木通雄は釉薬の研究者でした。父のもとで陶土や釉薬について学び、基礎的な知識を身につけた後、荒川豊蔵や加藤土師萌などに師事しました。丸幸陶苑試験室に入社し、父親の手伝いをする傍ら制作を続け、1959年に初出品した現代日本陶芸展、日本伝統工芸展で入選を果たしました。1994年に重要無形文化財(人間国宝)の「志野」保持者に認定されました。

 

鈴木蔵の作風について


鈴木蔵といえば「志野」です。
桃山時代から継承されてきた陶芸技法である志野の研究に励み、その技法を体得しました。志野を現代風にするのでもなく、デザイン化するでもなく、当時の伝統を守り作陶し続けました。雪化粧のように白く表現されている作品は美しく、茶碗や水差しなど茶道に使われるものも多く制作しています。

限られた色合いで表現する難しさもありますが、絵画作品のように自身の手で最後まで手を加えることができない苦労があります。最終的には火という自然物に委ねる必要があり、陶芸の難しさであり醍醐味でもあります。

 

鈴木蔵の買取金額について


鈴木蔵の作品では茶碗が最も評価が高いです。白い釉薬と下地の赤色のバランスが重要になります。他には高台の有無も高価買取ができるかどうかの判断材料になります。

作品の画像があれば具体的な買取金額をご提案しやすいので、「LINE」や「メール」でお送りください。

「電話」で現在の評価を確認したいだけでも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。

 

骨董品の買取なら獏