中島宏(ナカジマ ヒロシ)の作品や買取金額について解説

2020/04/25 ブログ

中島宏(ナカジマ ヒロシ)の作品や買取金額について解説

中島宏

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はじめに


中島宏(1941年~2018年)は佐賀県出身の陶芸家です。1969年に弓野古窯跡に登り窯を築窯し、本格的な作陶生活をスタートさせました。1977年に日本伝統工芸会正会員となり、1981年に西日本陶芸展にて総理大臣賞を受賞しました。1983年と1984年に中国古窯跡並びに博物館を調査して研究を続けました。1990年佐賀県重要無形文化財保持者に認定され、2007年には「青磁」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

 

中島宏の作風について


中島宏といえば「青磁」で制作した陶磁器作品です。

人間国宝になるまでの道のりは長く、まずは中国・朝鮮の青磁の写しから始めたそうです。しばらく写しをやると技術が把握でき、写しでは満足できず、自分の青磁を見つけようとしました。それが窯変でした。しかしながら、当初窯変を表すのは非常に困難で、上手く作れる確率は低かったそうです。その偶然を必然にするのに苦労したと語っていました。

中島宏は中国陶磁の大家として有名だった小山富士夫を美の基準として、一心不乱に青磁に取り組みました。

 

中島宏の買取金額について


高価買取のポイントは、<彫>です。

彫が入っている作品は伝統的な青磁作品に中島宏の感性が存分に発揮されています。青磁作品は焼き上がりの色が重要となりますが、そこに<彫>でデザイン性を加えました。このような作品はシンプルな青磁作品と比べて評価が高い傾向です。

当社では「電話」、「LINE」、「メール」で査定依頼を受け付けております。お気軽にご相談ください。

 

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